開始早々にハゼを2匹釣り上げた我が子。
ちょうどそこに先程受付をした係おじがボートに乗って通りかかります。
係おじ「どうだい?何も釣れないでしょう?」
私「2匹釣れましたよ。こいつが。」
そう言って我が子を指差しました。
係おじ「それは大したもんだ。そこの白い船に乗って釣りをしても良いからね。」
そう言い残すと颯爽とボートを走らせて去っていきました。
さあ、うかうかしていられません。
あとに続けとみんなで釣り糸を垂らします。
…
……
………。
あたりすらありません。
もういなくなってしまったのでしょうか?
子「あれが最後の1匹だったんだよ。船に行こうよ。船。」
ハゼを釣り上げた我が子はもはや船にしか興味がありません。
しかし、受付時にもらったアドバイスには「あたりがなかったら少しずつ場所を移動して。足で稼ぐんだよ。」というものもありました。
ということで釣り座を船に移動します。
停泊している船に乗り移ります。
船の影はなんだか釣れそうな予感がします。
…
……
………。
…予感がしただけでした。
おなかが空いたので最初の釣り座に戻り朝食にします。
最近妻がはまっている「手作り悪魔のおにぎり」です。
LAWSONで売られている悪魔のおにぎり。
仰々しい名前ですが、おいしすぎてついつい食べすぎてしまうことから名付けられたようです。
お腹も満たされて、トイレに行きがてら受付前のストーブで暖をとります。
そして釣り座に戻ると…
TNK「釣れたよ」
おぉー!
ついに均衡がやぶられましたね。
さっそく見せてもらいます。
…牡蠣殻でした。
その後も何事もなく時間だけが過ぎていきます。
水辺を眺めていると気持ちがいいのですが、それ以上に風があり寒いです。
しばらくボケーッとしていると、
……プルプル
ん?
なんだかあたりがあるような?
ハゼのあたりとは違うようで小さいですが念のためあげてみます。
カニでした。
器用にハサミでつかんでいます。
かわいいですね。
素揚げにすれば食べられるでしょうか?
なんとなくこわいのでリリースしました。
しかし。
これでボウズは免れました。
あとはハゼが釣れればラッキーくらいのテンションです。
私がカニを釣り上げたことを見ていた我が子は
子「いいな!カニ釣りたい!」
目的はもはやハゼ釣りではなくなっています。
無理もありません。
ハゼが釣れないのですから
あたりがあったとしても流されてきた木やゴミだったり、寒さにやられてしまったのでお昼前に納竿です。
結局ハゼは最初の2匹だけでした。
TNK家もハゼは釣れませんでしたが、親子でカニを釣っていたのでTNKの子も満足していたようです。
今回は全くダメだろうと思っていましたが、我が子が頑張ってくれました。
次回は来年のもっと釣りやすい時期にリベンジですね。
時期の大切さを痛感した釣行となりました。
釣ってきたハゼは今回も唐揚げにします。
大きい方は12cmありました。
2匹しかいないので鶏の唐揚げも揚げてもらいました。
影が薄いハゼの唐揚げですが
子「おいしい!」
この笑顔がみられてよかったです。