今回は貧乏釣り部員五時レンジャーのグリーンさんからいただいたイラストを使用させていただきました。ありがとうございます!
釣りを開始してから40分経っているのに、未だに釣果1匹の親子に待望のチャンスが!
ヤシオマスがヒット
奥池の大マス区画に移動してから数分後、ウキが沈みました。
ピクピクッ
すかさずあわせます。
グググッ
と、強い引きです。
かかった!
バチャバチャと大きい魚体が水面で暴れます。
子「お、重い~」
何とか我が子に釣り上げてほしかったのですが、ここで問題が発生してしまいました。
魚がかかった区画と私たちの間にもう1つ区画があったのです。
一度我が子から竿を借り、バレないように魚を引き上げられる場所まで移動します。
ここまでくればもう一息です。
もう一度我が子に竿を渡し、魚を引き上げようとしたそのとき。
バチンッ
と、大きな音と共にラインが宙を舞っていました。
痛恨のラインブレイクです。
切れてしまった部分を見るとどうやら針の部分から切れてしまっていたようです。
あぁ…
親子で落胆してしまいます。
こんなときランディングネットのありがたみを痛感しますね。
しかし、大丈夫。
こちらの釣り堀では、無料で新しい竿に交換してくれました。なんとも嬉しい救済措置です。
気を取り直して
新しい竿を手に、もう一度先程の大マス区画に戻ります。
今度はすぐに引き上げられるように場所をかえてみました。
奥池の一番奥、木陰もあり涼しい場所です。
先程は画像の左側から大マス1区画を狙っていましたが、今回は画像の上から大マス2区画で大マスを狙います。
水が大変クリアなので警戒心を与えないようにそっと近づき、魚の群れの近くへ餌を落とします。
ススーッ
みんな散っていきました。
魚たちは回遊しているので戻ってくるのを待ちます。
しばらくたってもウキに変化はありません。
試しにその場所から大マス1区画を狙ってみました。
…
……
………ピクピクッ
きた!あわせもバッチリ。
我が子に竿を渡しゆっくりと魚を引き上げられる場所まで移動します。先程より移動距離は少なくすみました。
これはもらった!
バチンッ
またもやラインブレイクです。同じく針の部分からでした。
もう一度交換してもらいにいくと。
店員さん「まだやりますか?」
私「やります!」
小マス狙いに変更
痛恨のブレイクが2回ありました。
ここは場を落ち着かせるために小マスを狙います。
奥池の大マス区画の隣の小マス区画です。
魚影は濃い目。さっそく餌を投げます。
ピクピクッ
すぐに釣れました。
その後も
ピクピクッ
釣れます。
先程の場所とはうってかわって何もしなくても釣れました。
※我が子に魚を釣らせることが精一杯で釣り上げた魚の写真は撮っていませんでした。×2
小マスは長辺部分より短辺部分から狙う方が釣りやすいかもしれません。
これで小マスは3匹キープできました。これ以上は私の財布のダメージが大きくなるので大マス狙いに切り替えます。
大マスを狙う
調子の良い大マス1区画で再開です。
今度は画像の右側から狙います。
我が子と竿を持ちながらウキの変化を待ちます。
しばらくすると
ピクピクッスーッ
とウキが沈んでいきました。
よしきた!
三度の攻防です。
慎重に慎重に魚を岸に寄せていきます。
強い引きですが私たち親子も負けていません。
近くにいたファミリーも音を聞きつけたのか近くで見物しています。
そうなんです。大マスはヒットするととにかくバチャバチャ大騒ぎになるのでかなり注目されます。私はかなりの人見知りなのでこの視線がかなりのプレッシャーとなりました。
大マスを狙いにいくときは覚悟を決めて、鉄の心臓を備えていきましょう。
そんなプレッシャーにも負けずあともう少しのところまできました。もう少し寄せれば!
バチンッ
……
………
怒濤の大マス3連続ラインブレイク。
もはや言葉もありません。
これは釣りの神様からヤシオマスは釣るなと言われているのでしょう。
諦めるべきか?
ふと竿を見るとラインがありません。ラインは竿との付け根の部分から切れてしまったようでした。
見物していたファミリーが「ウキが動いてる」と話しています。
どうやらまだ切れたラインがヤシオマスについたままのようです。
どうにかしてやれないかと眺めているとウキの動きが止まりました。なんとか針は外れたようです。
竿にラインを絡めて回収します。
ラインを竿に結び直して再挑戦です。
小マスのみでは帰れない。追い詰められた親子が四度ヤシオマスに挑む!